【ゲームレビュー】DARK SOULS3
やはりFROM SOFTWARE、お前だったか…
「死にゲー」として有名な本作。DLCも含んだ完全版も安くなる時期なのでレビューしてみた。ネタバレは無いです。
総合評価:3.9(5段階評価)
概要
アクションゲームが苦手なアラサーでも充分に楽しめる良作である。頭を使えば大半の難局は乗り越えられるので、心配は要らない(逆に何も考えずに突入すると即死確定)。
オンライン要素も対戦、協力プレイと充実している。コミュ障で普通のオンラインRPGは恐ろしくて手が出せない私だが、このゲームでは「ジャスチャー」以外のコミュニケーション方法が無いため、会話が必要無い。実に有り難い。
久々に総計800時間はやり込んだ。物陰や天井に敵が潜んでいることが多いゲームなので、一時期は現実世界でも部屋に入る度に、まずは物陰と天井を確認する癖がついていたので、最早病的。
元々、天誅、アーマード・コアとFROM SOFTWARE製品に囲まれて育った私だったが、この作品はフロムのものと知らずに気付いたら手に取っていた。フロムが私を呼んでいた。私もフロムを欲していた。そしてふとメーカーに気付く。「やはりFROM SOFTWARE、お前だったか…」
ストーリー(3点)
ほとんど説明無く本編が進む上に、進めても特に明示されることは少ない。シリーズ物の宿命だが、続編から入るプレイヤーは多少辛い。多くを語らない世界観なので納得するしかない。
映像(4.5点)
壮大なゴシック建築に圧倒される。そのままぼーっとしていると敵に斬られる。
音楽(5点)
チュートリアルで登場する最初のボス戦の時点で、普通のゲームならラスボスクラスの規模感の音楽が展開され、その後もそのテンションを継続する。そのため、どのボスでも毎回「え?ラスボスかな?」という錯覚に陥らされる。倒してもエンディングが始まらないのでラスボスではなかったことを悟る。これが計10回以上は繰り返される。そのレベルで音楽は秀逸。
ゲーム性(4点)
「死にゲー」と言われているが、私のような超絶チキンプレイヤーは遠距離攻撃に徹したり、誘い出しを活用すれば滅多に死ぬことは無い…とか言って調子に乗ってると死ぬ、くらいの難易度。つまりちょうど良い。
操作性(3点)
まさに可もなく不可もなし。
丸の内OL改高機動型がオススメする理由
勇者の後ろに付いていく魔法使いになりたくないか?(ただし会話はしたくない)
こんな中途半端な要望があるだろうか。いや、ある。
小学生の頃にやったRPGで勇者の後ろについていく魔法使い。時に強力な魔法で敵を一網打尽にしたかと思ったら、どうでも良いザコ敵の殴打で一撃で死んでる、あの存在。あれになりたい。
時は経ってオンラインRPGがかなり広まってきたが、コミュ障改高機動型(既に改名)としてはネット上で友達を作る自信なんて無い。
そこでダークソウルの登場である。他プレイヤーに召喚され、一期一会の協力プレイが楽しめる。PS4のボイスチャット機能は使えるらしいが使っているのを見たことは無い。完全にジェスチャーだけでコミュニケーションしていく。
そして今日も、私はどうでも良いザコ敵の殴打で一撃で死んでいる。